第140回オープン例会レポート |
|
| ようやく桜も咲いて、遅い春の到来と言ったところでしょうか。 毎年楽しみにしている通勤路のしだれ桜はまだ咲いていませんが、今週中には見られるのではないかと待ち望んでいる次第。
そして、遂に国境の城塞最終回でございます。 d20ロールの戦いに勝利し、なんとか最終回に参加してまいりました。
街の中に敵が現れたということで、現場に急行する一行。 秘密の通路があるらしい建物を投石器で破壊し、残った残党を一掃。
が、その後街中でブラックドラゴンと戦うことになり、路地裏であわや封殺の危機。 路地の入口に陣取られてしまってはどうしようもありません。 どうにか押しやりが成功し(それでもブレスはしっかり喰らいましたが)、結果として1Rで倒したのですが、長い1Rでした。 イニシアチブ大事です。 事と次第によっては何もせずに全滅もありうる遭遇だった。 そう思うと胸がきゅんきゅんします。 ピンチ、最高です。
そして、真の黒幕を打倒すべくアジト的な場所に突入。 火鉢とか暖炉とか、いろいろギミックがあるあたり制御役心が疼きます。 しかも、暖炉の近くに敵がよってくれたではありませんか。 これはもう、ヘンゼルとグレーテル作戦(黒幕を暖炉に放り込む作戦)を決行するしかありません。 さらにその後、出口を塞ぐように暖炉の前に陣取るパーティーの面々。 かくして無事に黒幕は倒され、安息砦に迫る暗い影は振り払われたのでありました。
やはりギミックを活用できると気持ちいいですね。 今回は結構制御役らしい働きができたのではないかと自負してみますがどうでしょう?
また同じような機会があれば、違う役割もやってみたいものです。
5月12日 第140回オープン例会 場所 札幌市東区民センター別館 集会室A 人数 計17人 卓 D&D 4th 国境の城塞 (DM:十字路さま) ドラゴンアームズ改 (GM:成瀬 晃さま) D&Dクラシック (DM:クインさま)
by 鵬黄口 | |
5月20日(月)22:36 | トラックバック(0) | 掲示板 | 管理
|
コメントを書く(現在2件) |
1: Classic D&D 「B7 Rahasia」、総括その1
|
|
| ◆DMからのコメント
わたくしクインの卓に来てくださった五人のプレイヤーの皆様に感謝を。 お礼がわりに、皆様のプレイについてコメントをいたします。
☆アル・バトラーさまへ(ニュートラルのシーフ3)
Black Opal Eyeをとる登攀を2回とも成功させたのは、お見事! あれが失敗していたら、シナリオは終わっていました。 このシステムの低レベルでは、シーフはできることが少なく、かなり“つらい”クラスにもかかわらず、がんばっていたと思います。hpが6しかなかったし。 今回のMVP賞を贈らせていただきます。
☆パルテッタさまへ(ニュートラルのクレリック3)
2回目のテーブルトークRPG、1回目のD&Dはいかがだったでしょうか? ベテランのプレイヤーにかこまれながらも、がんばって発言して、ロールプレイしていたと思います。特に、カリスマについて、ラハシアや魔女に云い返していたあたりがGood!です。 Classicを経験した後、D&D 3.5版や4版を遊ぶと、きっと3.5版や4版を深く理解できますよ。
☆ブレットさまへ(ローフルのファイター3)
プラチナ像になってしまいましたねぇ。 まあ、別のサークルで私が「ラハシア」をやったときも、プラチナ像ができたので、回避は難しいかと思います。 (それを見越して、シナリオ作者(Hickman夫妻)はNPCをたくさん出しているわけですし……) ブレット時代はNPCを前衛に出していたために活躍できず、ベイク・テラー時代に大活躍というのは皮肉ですね。 Classic D&Dのファイターはただ殴るだけしか能のないキャラになりがちなので、個性や癖を一つか二つくっつけると味が出るかと。 (好色とか、アル中とか、腹痛持ちとか♪ GURPSが参考になります)
☆レドリックさまへ(ローフルのエルフ3)
今回のレギュレーションでは、エルフが一番“おいしい”のです。 (DMがエルフ好きなので……) 対魔女カレリナ戦でペンダントの魔力を使って、魔法を封じたのはVery Goodです! 封じていなかったら、スリープが飛んでいましたよ。 主戦力として、大活躍でした。そして、地図係、本当にご苦労さまです。
☆ロイドさまへ(ローフルのクレリック3)
事実上のパーティーリーダー。 ゲーム的にもロールプレイ的にも安定したプレイでした。DMよりもClassic D&Dをやっているだけのことはあります。五人のなかで一番、優れていたと思います。 ただしひとつだけ。NPCを便利使いして前衛に出すのはゲーム的には正しい(=PCのリソースを温存する)。が、ロールプレイ的には美しくないのです(3レベルのファイターやエルフがいるのに、2レベルのNPCエルフを前に出すのは如何なものか?)。なので、対ラヒブ戦では、NPC三人衆は腹痛になってしまったのであります(このへんのマスタリング、ロイドさまがマスターだったら、どうしています……?)。 もっとも、ロイドさまのリーダシップがなかったら、100部屋ダンジョンを終わらせることはできなかったと思いますよん。今後も頼りにしています♪
◆経験点と報酬
各自 702点
※思ったよりも少ないですねえ。
※Black Opal Eyeの部屋の北に、Elyasの宝物庫(約 15000 gp相当)がありました。そこを回収していれば、けっこう増えたかも。ただし、プラチナ像になる罠を回避する必要がありますが……。
・モンスター
Giant Rats 3x2=6 Bandits 10x4=40 Siswa Guards 20x4=80 Rahib (Cleric 5) 200 Bandits 10x2=20 Solorena (Magic-user 1) 10 Black Panther 75 Karelena (Magic-user 1) 10 Black Panther 75
合計 516 XP
・宝物
200 ep Siswa's Robe x6 Rahasia's Pendant with a black jade ring (1300 gp) chainmail +1 mace +1 800 gp normal sword +1 snake staff ring of animal control potion of healing marble jar with 6 inlaid gems (1000 gp) 2 platinum birds (700 gp x2) 12 gems (100 gp x 12) Windscribe
合計 5800 gp = 5800 XP
(516+5800)/9=702 XP
| |
|
by クイン | 5月21日(火)12:57
|
2: Classic D&D「B7 Rahasia」、総括その2
|
|
| ◆後日談(「ファイアー・エンブレム風味で」)
・ラハシア(エルフの乙女、エルフの村ミスコンNo.1)
PCのレドリックにふられた後、誇り高きエルフの乙女は精神崩壊におちいり、一時は部屋に引きこもり状態でした。 ですが、シルヴァ(ミスコンNo.2)、メリッサ(ミスコンNo.3)との間に、“禁断の愛”を育み、徐々に精神の安定を取り戻しつつあるようです。 「ミスコンNo.1としての誇り! ──それだけがわたしを支えてくれる」(ラハシア氏談)
・ハサン(ラハシアの元婚約者、腹痛患者その1)
持病の腹痛を治す秘術をもとめて、グラントリ公国にむけて旅立ちました。 腹痛を完治させた後、懲りずにラハシアに再度、求婚するつもりのようです。 そして、再度「けがらわしい!」と、ラハシアに平手打ちをくらうでしょう……。
・アルキ(ハサンの好敵手、腹痛患者その2)
PCたちとの冒険で自信をつけたエルフの青年は、まだ“青箱”レベルに達していないのに、カラメイコス大公国の都スペキュラルムからタイタニック号に乗り、「恐怖の島/Isle of Dread」にむけて出航するつもりのようです。 なんでも「恐怖の島」には、持病の腹痛に効く魔法の薬「セイロガン」が眠っているとか……。
・ベイク=テラー(謎の戦士、腹痛患者その3)
PCたちと一緒に戦った戦士は、カラメイコス大公夫人直属の密偵だったようです。 ラヒブの野望を阻止した戦士の次なる任務は、ブラックイーグル男爵領に関わるもののようですが……。
・メルディッツ(謎の魔術師)
PCたちに助言した魔術師は、エルフの村で今回の冒険を報告書にまとめています。 偶然、目にすることができた報告書の宛名には、「バーグル・ジ・インフェマス/Bargle the infamous」とありましたが……。
・カースロン(裏切ったシスワ)
神学生(シスワ)から鎧職人に転職しました。 ハサンも愛用した“黒いチェインメイル”を世に広めることを、人生の新しい目標にしたようです。
・プラチナ像から蘇った冒険者たち
プラチナ像から蘇った冒険者たちで、「暁の白金」なる傭兵団をつくろうと主張しています。 どうやらPCのブレットを団長に迎えるつもりのようですが……。
◆DMの感想
懐かしいClassic D&Dによる懐かしい「B7 ラハシア」。いかがだったでしょうか? 能力値決定が3d6で入れ換えなし、ヒットポイントは振り直しなし──厳しいキャラクター作成にもかかわらず、バランスのとれたパーティーでした。 DMとしては──ルールが簡単なのはありがたい。ただし、戦闘中の移動・攻撃のルールが未整備なのが困る、というところでしょうか。 DMの師匠筋にあたる方が、Pathfinder(D&D3.5版の改良版で、通称“D&D 3.75版”。日本では有志による翻訳のみ)で「ラハシア」をマスタリングされています。リプレイがありますので、今回のプレイヤーにはぜひ一読をお勧めします。 ttp://michi.eek.jp/rahasia/rahasia.html ご自分のプレイと比べてみると、楽しいですよ。
◆次回にむけて
次回の「あっそびぃず」オープン例会(5月26日(日))では、「D&D Next」の卓を立てます。D&D Nextとは、現在の第4版の次に発売が予定されている新しい版のことです。 現在、Wizards of the coast社で開発中でして、今回は試作品、Playtest Packetを使用して、セッションを行います。 D&D Nextに興味があるかたはぜひ。 英文ルール、英文キャラクターシートを利用します。が、適宜、DMが日本語で解説しますので、中学1年生程度の英語力があれば問題ないでしょう。 ルール知識はなくても大丈夫(DMもありませんので、大丈夫♪)。新しいシステムを試行錯誤しながら楽しみましょう。
◆D&D Nextのルール雑感
・おおまかには、3.5版への先祖返り+ロールプレイ重視 ・Playtestにある種族は、Dwarf, Elf, Halfling, Humanの4つ。 ・Playtestにあるクラスは、Barbarian, Cleric, Druid, Fighter, Monk, Paladin, Ranger, Rogue, Wizardの9つ。 ・alignment(属性)は、3.5版と同じく9つ(Chaotic goodやLawful evilが復活!) ・すべての判定は、ability checkで行われる。skill(技能)はボーナスダイスを与えるだけ。たとえば、bluff(はったり)はCharismaで判定。 ・feat(特技)は選択ルールに。 ・backgroundを必ず選ぶ。これにより、background traitが得られ、skillが変わってくる。 ・4版にあるパワーの概念はない。
※上を読んで、D&D Nextに興味をもたれた方は、クインの卓へぜひ。
※テキストが長すぎると掲示板にはねられてしまったので、2分割してコメントを投稿させていただきました。ご了承くださいませ。
| |
|
by クイン | 5月21日(火)13:00
|